2020-06-29

誤用だ!御用だ!

改憲を促すために作成したマンガの中で、
ダーウィンの進化論を誤用されていたことが
ニュースになっていました。
そのマンガでは、次のようなセリフが書か
れています。

最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは変化
できる者である。

ここから「これからの日本をより発展させる
ために いま憲法改正が必要」という展開を
しているわけですが、専門家からも
ダーウィンによる言葉ではないという指摘が
出ているようです。また、ダーウィンの言葉
として誤解されている有名なフレーズの
ひとつでした。

It is not the strongest of the species
that survives, nor the most intelligent
that survives. It is the one that is
most adaptable to change.
(Six things Darwin never said ? and one
he did, Darwin Correspondence Project)

どうもマネジメント関係の研究テキストに
見られる言葉のようで、英文と和文の違いは
あるものの、一言一句というレベルで
同じ内容です。さすがに「たまたま」一致
したということでは無さそうです。

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「種の起源」を精読した人って、そんなに
いないと思うので、ダーウィンの言葉として
紹介されても、違和感を持たないでしょうから、
本物としてCMに使ってしまうと、責任重大
ではないでしょうか・・・。

ただ、それがダーウィンの言葉でないとしても、
その文脈で「なぜ改憲が必要になるのか」を
説明できているのかどうか、が重要なのでは
ないかと思います。

同じ4コマでも「なすこ」ぐらいの説得力が
ないと、得心してもらうのは無理かも。