今月の某会議で、資料の修正点を
全員で確認して指摘するという場面が
ありました。
担当者からの自発的な意見を聞きたい
という趣旨はあったようですが、
こういうのこそ、AIを活用したらよい
と思います。管理者の立場で、記載の
矛盾点や、確認すべき点をリスト
アップしてもらったり、表現を統一
してもらう作業なんて、アッと言う
間にやってくれます。
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視点や方法さえ正確に注文すれば、
間違い探しなんかは、迅速かつ正確に
やってくれるのがAIですが、最近
このAIによる間違い探し能力が大きな
話題になっています。アンソロピック社
が提供するクロードミュトスの話です。
AIサービスには、チャッピー君や
ジェミニだけでなく、様々な製品があり
ます。チャット形式で、文書の処理を
してくれるものもあれば、動画や音声を
生成してくれるものもあるわけですが、
プログラムコードを出力したり、吟味
するのが得意なものもあります。
ミュトスは汎用AIですが、プログラムの
弱点を探す能力が注目されています。
これまで何十年間も世界のエンジニア
たちが気づかなかったバグを見つけて
しまうほどで、安全保障上の観点で公開
を延期しているぐらいです。
国や大企業のシステムにある脆弱性を
突かれたら大変ですからね。
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ミュトスの開発には不気味な逸話が
あります。開発者は、ある日ミュトス
を限定的なネット空間に閉じ込めて
「ここから抜け出せるような弱点が
あれば、おしえて」と注文を入れ、
ランチに出たそうです。
時間がかかると思っていましたが、
サンドイッチをほおばっているときに、
「抜け出した」というミュトスからの
メールが届きます。
つまり、ミュトスは脆弱性を突破する
プログラムを作成し、インターネットに
抜け出ることで、メールまで送信した
というわけです。しかも、指示もなく
自分が抜け出た痕跡を消そうとしていた
という話まであるので、驚きです。
ミュトスは現在、GAFAのような企業
などに先行公開されていて、脆弱性対応
(バグを修正)してもらっている
のだそうです。