2026-02-04

あの人が、いま。

もう10年とか15年ぐらいまえだと
思いますけど、何かのタイミングで助手
さんたちとハロハロというエスニック
料理のお店に食事会に行ったことが
ありました。実習に出る先生とは接点が
少ないので、学内で会っても挨拶をする
ぐらいだったりしますが、そういう機会に
お話をすると、どんな背景を持った人
なのかを知ることができるわけです。

ボクも近くに座っていた助手さんから、
学生時代にどんな研究をしていたのかを
聞かれまして、三陸沖で黒潮系の海水と
親潮系の海水がどうやって混ざって
いるかを・・みたいなことを3分間ぐらい
で話したんです。とても真面目に聞いて
くれていましたが、最後にボクは

「超オタクな話だから、普通の人は興味
ないですよね」

と言ったんです。
「そんなことないよ」と答えてくれる
かと思いきや、真っすぐに

「まったく興味ないです」

というリアクションでした。
そりゃ、そうだろうけど、何の遠慮も
ないというか、屈託のないところが、
かえって新鮮でした。(笑)

●●●

その先生、何年もしないうちに退職して
しまったのですが、送別会で「やめて
どうするの?」と聞いたら、何も決めて
いない言うのです。

凄げぇ、そんなのアリなんだ・・・。

じつは、しっかり計画があったのかも
知れないですが、それっきりどこで何を
しているのか、ボクの耳に入ってくる
ことはありませんでした。

ところが、年末に放送された九州の
ローカル局がつくるドキュメンタリーに
その人が特集されていたんです。
いま隣県にある助産所の所長をして
いらして、産科医師の不足(助産所は
医師との連携が必須)なんかの厳しい
環境で、やりくりしている様子が
紹介されていました。

頑張っているんやなぁ・・・と。