数日前にお会いした知り合いのニキが、
ちょっと前に、おなかをこわして
大変だったという話をしていました。
聞くと嘔吐して熱が出たというので、
たぶんそれはノロですよ、と。
もう何ともないようですが、そのときの
メールには、初舞台の後におなかを
こわしたと書いてあったので、
・・・初舞台?なんの?(ピスタチオ調)
となりまして、発熱の誤変換ではないか
と思っていたのですが、本当に初舞台
だったみたいです。
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何年かまえにリタイアしている方ですが、
わりと最近、趣味で「狂言」を習い始めて、
年末の発表会で初舞台に立ったという
ことでした。
奥様がiPadで撮影した動画を見せて
くださったのですが、発表会と言っても
本格的な舞台で、プロは出演せず、
あえて裏方にまわって支援してくれて
いるのだそうです。ご本人は「舞台も、
本も、型も、衣装も、メイクも本物で、
偽物は私だけ」と冗談めかして話して
いましたが、初舞台というだけの
ことはありました。
ニキが舞台に上がったのは「魚説教」と
いう演目で、坊主役でした。
このお坊さんは、もともとは漁師で、
まだお経も習っていない新人なのですが、
住職の留守中に、ある檀家から、お堂を
建てたので、お経をあげてほしいと
頼まれまてしまいます。
新人のお坊さんは対応に窮してしまい
ますが、漁師だった自分が、人より多く
知っているものと言えば魚の名前
ぐらいしかありません。
そこで、魚の名前を「もじって」お経の
ように装えば、うまくするとお布施まで
もらえるのではないかと思いつく
わけです。
文字通りの「生臭坊主」が魚の名前を
ちりばめながらお経のように唱えてゆく
わけですが、早晩ニセ偽坊(売僧:
まいす)であることがバレてしまう
という笑い話です。
ただアレです。言葉遊びのようで、
じつはどこか教えに繋がっているような
展開になっていて、それはそれで
興味深いのですよねぇ。
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どの時代の本なのかは知らないですが、
そんなに流通していたのかな・・・
というぐらい魚介の名前が豊富でして、
物語とは別のところでも感心して
しまいました。