2026-06-18

推薦枠の変遷

学外の先生と話をしていると、
ときどき聞かれるのが推薦入学者の
数だったりします。
いまは県内のみの受け付けで、
ザックリ言うと入学者100名のうち
40名ぐらいです。

ボクが学生だった頃にも、入試には
推薦枠があるというのは聞いて
いましたが、数は少なかったですし、
推薦できる高校が限定されていたり
したので、個人的には抜け道的な
印象がありました。(たぶん、そう
思っていた人は多いはず)
当時は学力試験の一発勝負ではない
という意味合いが強かったはずです。

で、18歳人口のピークを超える頃
から、私立大学を中心にして推薦枠
が増え始めました。推薦によって
「多様な学生を集める」という名目
でしたが、「学生の確保」という
目的があったのでしょう。

2000年代になると、推薦枠ではない
AO入試(アドミッションオフィス
入試)という枠が現れて、どちらかと
いうと推薦は「成績重視」、AOは
「人物重視」みたいな位置づけとなり
ました。個性とか意欲を評価しま
しょうということです。
2010年代になると、推薦とAOの境界線
は微妙になりますが、推薦+AOは、
入試の本流とはいかないまでも奔流
にはなってゆきます。根底には学生の
確保という大きな目的があるんだと
思います(全入時代)。

この10年ぐらいは、学力低下の問題
などがジワジワ出てきてしまったので
また看板を架け替えて、AO入試は
「総合型選抜」、推薦入試は「学校
推薦型選抜」と呼ばれるようになり、
総合でも、推薦でも、学力試験は
しましょうという流れになっています。

推薦の場合は、たいてい12月までに
実施されるので「年内入試」と
言われるわけですが、去年だったか
一部の大学が面接なしで学力試験を
メインにした入試を実施して、文科省
から「ちょ、まてよ」とツッコミが
入りました。それは一般入試の前倒し
でしょ?ということです。
オンラインを含めて、今後は年内入試
には面接がマストになりそうです。

もう、何と闘っているのかわかり
ません・・・。(汗)