2025-10-13

そうだ、(東京経由で)京都へ行こう

京都大学で技術学会がありまして、
じつは金曜の午後から京都にお出かけ
していました。

秋の京都、風情がありました...

と書きたいところですが、あちこち
観光したわけではないので、路線バスと
タクシーから見えた景色ぐらいしか
古都の様子はわかりません。(涙)

ちょっと想像を超えていたのが、
外人さんが多い!ということでして、
京都駅周辺の雑踏は半分ぐらいが
外国人という感じでした。
パック旅行で予約した宿泊先もフロント
は日本語の上手な外国人でしたし、
宿泊のお客さんも90%以上が海外の人
だったので、朝のレストランは海外旅行
をしている感覚に近かったです。

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金曜は12時半の宮崎-伊丹便を予約して
いたのですが、機材の調整で定刻に
なっても搭乗案内がされませんでした。
どうしたんだろ?と思っていたら、

まさかの「欠航」。

搭乗を予定していた人たちには、
「出発ロビーから外に出て、チケット
カウンターで手続きをしてほしい」
というアナウンスがあったので、
足早にカウンターに向かい、振り替え
ができないか、問い合わせてみました。
ボクより前に振り替えを問い合わせて
いた人が2-3人いましたが、
「連休なので福岡便でも明日以降に
なります・・・」という話が聞こえて
きました。

で、ボクの順番が来て、同じような
答えが返ってきたわけですが、
「福岡と名古屋が無理なら、東京でも
いいですよ」と提案してみたら、
カウンターの奥で問い合わせてくれて、

「14:15の便ならご用意できます」

とのことでした。
ボクのあとには伊丹行きの便に乗る
はずだったお客さんが長い列をつくって
いたので、たぶん他の便に振り替えて
もらえた人は、かなり限定的だと
思いますが、羽田経由で迂回させて
もらうことにしました。
午前中に九州を出発し、富士山を見て
その日のうちに京都に入るなんて、
時短で旅するような外国人観光客でも
あまりいないですよね。

新幹線で京都に到着したのは19時半
でしたが、ガード下にある天一で食べた
「こってり」の味はひとしおでした。

2025-10-12

令和の花咲じいさん。

さすがに10月になったので、熱帯夜と
いうこともありません。さすがに暑さは
峠を越えたという感覚はありますが、
目に見えて秋になっていると感じがする
のは、日暮れが早くなったことです。
もう6時ぐらいで暗いですからね。

雑草も勢いがなくなってくるので、
そろそろ草とりに効き目がでてくるかも
しれません。夏場に草をとっても、
10日もすると、しっかり草丈が伸びて
いますからね・・・。

今年の厳しい夏を乗り越えた花は、
なんと言っても、ジニアとアポロンです。

ジニアの別名は百日草ですが、
その名の通りで花期が長かったです。
6月中旬から咲き始めて、9月後半に
枯れる部分が出てきたとはいえ、
ずっと咲き続けていて、もう10月です
からね。株も大きくひろがったので、
植える間隔は30センチ以上あっても
よかったと思っています。
(1株ずつ鉢植えでもよさそうです)

6月に苗で植えたアポロン(多咲の
ヒマワリ)も、いい意味で想定外でした。
例年、ゴミ捨て場の横は、草が伸び
放題になっていたこともあって、
2年計画で掘り起こすことにしましたが、
今期は草をとったあとの更地に
アポロンを1株だけ植えてみました。

最初は、ポツンとしていたので、
宿舎の某先生に鼻で笑われましたが、
いまは、その先生が一番驚いていると
思います。株元から1メートルの球状に
広がっているので、かなり存在感が
あります。やはり梅雨の時期から咲き
始めて、いまもまだ普通に花をつけて
いますからね。1株なのですが、
これまでに咲いた花は数100輪を超えて
いるんじゃないかな・・・。

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ただ、どちらかというと時間をかけて
いるのは、挿し芽です。

キク科のマックスマムとビデンスを
切り戻したときに、カットした先端部を
別の鉢に植えてみたわけですが、
かろうじてビデンスが成功したかな
・・・という感じですが、マックスマム
は失敗しました。

いまは切り戻したバーベナを挿し芽で
増やそうとしていますが、そちらも
結果を出せていません。時期的に10月
はじめはベストのようだし、ネットでは
簡単だと書いてあるんですけどね。

2025-10-11

せんたくの問題

福山雅治さんが主演の新作映画が公開
されるらしくて、その宣伝なのでしょう
けど、先週「ガリレオ」シリーズの
映画がテレビで放送されていました。

「真夏の方程式」という作品なんです
けどね、最初のほうで住民説明会の
シーンがあるんです。

美しい海がある田舎町が物語の舞台と
なっていて、その沖合で何かの地下資源を
採掘する計画があるという設定です。
その住民説明会に、科学者の立場から
質問に答える担当として湯川准教授が
招かれています。ところが田舎の町なので
駅前でもタクシーがいません。

説明会の会場には多くの住民が集まって
いて、採掘に反対する住民の若い女性が
説明会の流れを止めては、意見を言う
というグダグダな状況にあるわけですが、
そこへ遅れてきた湯川先生が入ってきて、
説明側のテーブルにつきます。

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海の生物がどうなるんだという女性の
質問に対して、開発者側が生物種に影響
がないように、作業をするまえに
すべての生き物について、できる限りの
手段を使って調査したい・・・と答え
ますが、このやりとりに湯川先生が
割って入ります。

湯川:よくないな。専門家ですら
深海生物のことは完全に把握していない。
できないことは正直に言うべきです。
地下資源を採掘すれば生物は必ず影響を
受けます。でもそういうことを繰り返して
文明は発達してきた。だがその恩恵は
あなたたちも受けてきた。あとは、
「選択」の問題です。

ここで劇場なら次のシーンになるので
しょうけど、テレビ放送なので、CM と
なりました。で、流れてきたのが
ワイドハイターEXのCMでして、

いつもの「洗濯」じゃ落ちない靴下の臭い、
どうすりゃいいの?

選択が次の瞬間に洗濯って、あまりの
タイミングのよさに噴きました。
あれって、狙っていたんだろか...

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ガリレオって、面白い部分もあるけど、
わりと最後は悲しい終わりかたが多くて
謎はスッキリとけるけど、モヤモヤは
残るのですよねぇ。

2025-10-10

ハーベストムーン

今週は、まんまるのお月さんが
きれいに見えました。
「中秋の名月」となった6日は、雲が
多くて合い間からしか見ることができ
ませんでしたが、それでも存在感は
ありました。

街中は道が明るいのであまり気づか
ないかもしれませんが、雲がないと、
満月に近いと驚くほど地表を照らして
くれます。10月の満月って欧米では
「ハーベストムーン」と呼ばれる
らしくて、

北半球の農作業シーズンの最終週と
重なることに由来する。この月は、
数夜連続で日没近くに昇る。電気の
ない時代、農民たちはこの頃の月の
光をたよりに、夜遅くまで収穫作業を
行っていた
(2025-10-06, 日本語版 National
Geographic サイトによる)

のだそうです。
畑仕事が月明かりで十分だとは
思いませんが、それぐらいの明るさ
があるというのはわかります。

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月はいつも地球に同じ面を見せながら
地球の周りを楕円軌道を描いて
回っています。
楕円軌道なので、地球との距離が近く
なったり遠くなったりしているわけ
ですが、一番近くなる近日点で満月に
なるときをスーパームーンと呼びます。

近日点では一番遠いときの距離に
比べて12%ほど近づくので、大きく
見えるというわけです。
数字で言うと、サイズは14%大きく、
明るさは30%増しだそうで、同じ満月
と言っても、タイミングによって
違いがあります。

ちなみに今年は、10月も11月も
12月も近日点で満月になるそうで、
スーパームーンが連続します。
タイミングの問題なので、スーパー
ムーンが1回の年もあるみたいです。

2025-10-09

きょうのわんこ

「めざましテレビ」(フジ)の
きょうのわんこって、いまも続いて
いるんですね。ボクは見ていないけど
あれって短いなかに、その犬の独特な
部分とか、家族のなかの位置づけが
それなりに盛り込まれていて、
毎日同じようなことの繰り返しとはいえ、
つくるほうも大変ですよね。
同じ人たちがつくっているのかな・・・。

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オールドメディアの記事には
目を向けず「ネットで真実を知って
しまう」人が続出しているようです。
ネットに真実が無いとは言わない
ですけど、新聞を読まずにネットの
情報を飲み込むのは、とても危険
だと思います。

それは、ネットのようなテレビ番組
でも同じで、むしろボクは信頼と実績
のテレビ番組のほうが影響力はある
ような気がしますけどね。

どんな機序でSNSが投票行動に結び
つくのかは知りませんが、SNSのムーブ
メントが選挙結果にも凄く影響する
ことがあるようで、極右の無名候補が
急進したルーマニアの大統領選では、
選挙そのものをやり直すような事態が
発生しています。このルーマニアを
含めてジョージア、フランス、モルドバ
なんかで親ロ派の候補が当選したのは、
ネットの影響が多分にあると言われ
ています。

日本国内でも、当選がネットの影響
を受けたという事例がいくつも
ありますが、ネットを使っていなく
ても、勝つ人は勝っちゃうので、
なかなか悩ましいですよね。

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10月7日の日経、10月8日の読売に
SNSを使った情報工作について言及する
記事が載りました。
日経のほうは、9月頃に国内で起きた
JICAに対するいわれのない批判、
読売はウクライナ支援を批判する投稿
を取り上げていますが、いずれも背後で
ロシアが関わっていることを
うかがわせる内容です。

わりとストレートに書いてあったので、
ショッキングでした。

偽情報を拡散させたり、陰謀論を煽る
ことによって、その国の政府に対する
疑念を抱かせるというのは、映画や小説
の世界だけではないということ
なんですかね。

デマ情報を投下して、分断が起きて
国力が落ちる様子を見ながら、
他国がニヤリか・・・。
そう考えると、JICA騒動でも某国に
まんまと踊らされた人たちが、
たくさんいたことになりますね。
知らんけど。

2025-10-08

還暦ですよね?

寅さんみたいに、シリーズもので
お約束のキャラを確立してしまうと、
それ以外の作品で別の役を演じたとしても、
見る側の頭には入ってこないという現象
が起きたりします。

昔、横溝正史の作品で渥美清さんが
金田一耕助の役で登場したことがあった
のですが、どこかで寅さんとして見て
しまうのですよねぇ。

2時間サスペンスでいうと船越英一郎
さんとか、名取裕子さんとか、山村紅葉
さんがそうですけど、科捜研シリーズの
沢口靖子さんもそうだと思います。

慣れって、コワいです。

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で、その沢口靖子さんがこの秋にスタート
したドラマ「絶対零度」のシーズン5に
メインで出演することになったようです。

とくに視聴するつもりはなかったけど、
月9ドラマが、なぜか宮崎では深夜に放送
されていたので、チラッと見てしまった
のですよ。

沢口さん、お若いですね・・・。

見た目もそうなんですけどね、
ドラマの中にあった、走るシーンを見て
そう思ったんです。ジョギングの場面だけ
でなく、階段を駆け上っていましたからね。

ちょっと大丈夫か?と。

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ただ、そう思ったのは、ボクだけじゃ
なかったみたいで、翌日のネットには

「そんなに走って大丈夫ですか?」
「私より体力あると思う」
「すごいって。私あんな走ったら窒息する」
「還暦女優ですよね?」
「沢口靖子さまをこんなに走らせて
1クールもつのか心配になっちゃうw」
「科捜研じゃない沢口靖子さん。
どうなるんだ」

なんていう反響があったとか。
(2025-10-07, スポーツ報知による)

この記事によると、ご本人は「時間が
ある時にジムでウォーキングや軽い
筋トレをしていたので基礎体力はあった」
と述べているようです。

2025-10-07

キムタク細胞

ノーベル賞を受けた人たちが発表され
ました。生理学・医学賞については阪大
の先生を含めたチームがとったみたい
です。血液には血球成分として、赤血球と
白血球があるわけですが、赤血球が
1種類であるのに対して、白血球はいくつも
種類があります。そのうちの1つがリンパ球
ですが、今回の研究は、そのリンパ球に
関するものだそうです。

白血球は免疫を担っていて、体外から
侵入した異物(ウイルスなど)を攻撃する
とか、異物が侵入した細胞を壊すような
働きをするものがあります。リンパ球も
白血球の一種なので、そうした働きを
するわけですが、司令塔的に動くものも
いるんです。たとえるなら「こんな種類の
ウイルスが侵入したから、作戦Aで対応
します」みたいな働きをします。

で、この司令塔の中には「免疫に抑制する
やつもいた」という発見が受賞に結び
ついたようです。

異物と判断したものを何でも攻撃すると、
うっかり自分が起源の物質にも反応して
しまうことにもなって(そういうのを自己
免疫疾患という)アレルギー反応が
起きたりするので、免疫反応に対して

ちょ、まてよ。(キムタク調)

と、たしなめるブレーキ細胞が存在した
というわけです。

(アニメ「はたらく細胞」を見ている人
にはヘルパーT細胞の秘書、早見沙織の
ことだと言えば、わかるかも...)

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免疫にブレーキをかけるというのは、
本来的な働きとは逆行しそうですけど、
自己免疫疾患を防止するためには必要だし、
臓器移植による拒絶反応を抑制する
技術にも応用できる可能性があります。

それから、この細胞によって、免疫が
弱められると、がん細胞への攻撃も抑制
してしまうことがわかっているので、
この細胞を意図的に眠らせて、がん治療
をする方法も研究されています。